| 皆様、これが僕の最近、書いた本です。
どうぞ本屋さんでお買いになって下さい。 ブックオフじゃ駄目です。 |
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![]() 竹書房バンブーコミックス 原作 安部譲二 作画 あきやま耕輝 |
竹書房バンブーコミックス「日本怪死人列伝」 |
| 竹書房の鈴木誠編集長とは、呑み仲間です。 先日も荻窪でヘベレケになって、その時「今度一緒になんか仕事をしようよ」と、僕が言ったのがカタチになったのが、この本屋さんじゃなくて、主にコンビニで売られるコミックでした。 内容はサンケイ新聞から出したハードカバーからの抜粋なので、大変だったのは漫画家のあきやま耕輝さんと鈴木誠さんで、僕はほとんど何もしていません。 だからもし、この本が売れてくれれば、これぞ「坊主丸儲け」というものですから、僕らはまた荻窪の「鳥もと」で、チャンチキおけさをやるんです。 |
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![]() リイド社刊 550円(税別) |
“裏も表もあるもんか” |
| この本は「渡世の学校」の文庫版で、タイトルを「裏も表もあるもんか」と変えました。新たに書き加えたのは、“あとがき”だけですが、値段は550円と、お求めやすくなりました。 版元は、「ゴルゴ13」のさいとう・たかを先生の出版社、リイド社です。 日本の小説家が私小説と称する、詰まらない身辺雑記みたいなモノを書いて、安易な自己満足に浸っていた時に、さいとう・たかを先生は経費を惜しまず,ゴルゴ13」の連載をスタートしました。 小説家たちが銀座のクラブで、愚かな酒に酔い痴れていた時、さいとう・たかを先生は考証と取材に大金を掛けたのです。今をときめく船戸与一さんが、「ゴルゴ13」の南米担当のデータマンだったと言えば、皆さんは驚くでしょう。 所帯持ちの船戸さんに、充分な金を払って取り掛かった「ゴルゴ13」が、面白くない筈がありません。そのリアリティーは、見る者を虜にしたのです。 日本の小説が捨てられて、替わりに劇画が台頭した時代の主役が、「ゴルゴ13」でした。この連載はまだ“ビッグコミック”で続いています。 さいとう・たかを先生は、とても仲良くしてくださる、僕にとっては有り難い方です。 |
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角川春樹事務所 560円(税別) |
“馬主だけに儲けさせるな ウラ側から見た馬券術” |
| 今から十八年前の'87年に、僕は「極道の恩返し ワルの馬券術」を書いて、当時ブームの真っ最中だったこともあって六十万部、売りました。
もうとっくに絶版で古本屋でしか手に入りませんが、この本は単勝の異常投票を見付けて、それに乗る馬券術だったのです。 しかし、それから十八年経って日本の競馬事情も随分、変わりました。 今では本命馬に限って、単勝の異常投票は目立つほどは有りません。 そして当時の枠連馬券から馬単、三連単に、時代が変わりました。 「この本は競馬の必勝法ではありません。読めば確実に競馬の腕が上がる本です」 と、この本の帯に僕は書きました。 そして、出来るだけ多くの方に読んでいただこうと思って、最初から文庫で出したのです。 ビヤホールで大ジョッキを一杯飲む値段で、僕の知恵と手口の全てが分かるのですから、これはお得でしょう。 '05年のダービー、秋華賞、そして菊花賞と、僕は馬単の三点で仕留めました。 馬券は全部買えば、必ず当たります。 |
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![]() カナリア書房 1500円(税別) |
“塀の中から見た人生” |
| 秘書給与を事務所経費に流用して、実刑判決を喰らった山本譲司と僕とが対談したのを、山口雅之がまとめたのが、この「塀の中から見た人生」です。
親子ほど歳の違う、それぞれ歩んで来た道も価値観も全く違う山本譲司と僕ですが、前科モンということだけは同じでした。 初対面の元国会議員は予想に反して、それはザックバランな楽しい男で、僕たちは一回酒を呑むと、すぐその途端にとても仲良くなりました。 三日に渉って語り尽くした話を、山口雅之が、それは上手くまとめてくれたのです。 対談の編集は、ほとんど創作と同じで、語尾や句読点の打ち方ひとつで全てが変わります。 下司にするのも品良くするのも、構成する男に懸かっているのです。 山本譲司と僕、二人のジョージは、腕とセンスがいい山口雅之を得たことが大幸運でした。 僕たち二人の前科モンは、愚痴と反省、それに希望もほんの少し、熱を籠めて語り合ったのです。 そして、この本が出る直前、山本譲司は初出版の「獄窓記」で見事に、「新潮ドキュメント賞」をお獲りになりました。 僕は祝賀電報を打ったのです。 「バンザイ、貴方は日本一の前科モンです」 <目次> 第1章 逮捕そして服役 第2章 四半世紀で塀の中はこう変わった 第3章 受刑者も世につれ 第4章 ここがおかしい日本の刑務所 第5章 懲役に行ってわかったこと 第6章 前科者として生きるということ 終 章 対談を了えて |
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PHP研究所 1300円(税別) |
“藍色の海” |
| 六万石の小藩は、いかに闘い、生き延びたのか? 長崎・平戸松浦藩1000年の物語。 源平の闘い、元寇、キリシタン弾圧、明治維新…… 四度にわたる歴史的危機を乗り切った歴代当主の強運と智謀。 と、僕の本にしてはとても品のいい表紙の帯に書いてあります。 これは、作家になって20年の僕が初めて書いた歴史長篇小説です。 歳を取ると作家は、それまで得意にしていた分野から離れて、大きく分けて三つの物にのめり込むと言います。 それは、歴史と信仰、それにポルノです。 僕の場合はどうやら歴史らしくて、今は1931(昭和6)年に羽田からローマまで飛んだ、小さくて弱馬力の複葉機の記録を読み耽っています。 人間の科学的で強力な営みより、素朴な忍耐に魅かれるのは、なぜでしょう? 日本の海岸線は何処でも美しいのですが、この小説の舞台になった平戸は、もう飛び切り美しいところです。 PHP研究所は故松下幸之助翁がお創りになった、お行儀のいい出版社です。 正直に言って、僕には場違いな「歴史街道」という月刊誌に、よく初めての歴史小説の長い連載をさせてくれたと、つくづく刷り上った「藍色の海」を見て、当の僕は思いました。 担当編集者の我慢と忍耐が、改めて偲ばれるのです。 日本の西の端にあった松浦藩の長い我慢と勇気を想って、この数年間、僕は書き続けました。 どうぞ御覧になって下さい。 |
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日本実業出版社 1300円(税別) |
“ナンバーワンにならない生き方” |
| リーダーというのは、どれだけ‘人のために’と考えられるか、どれだけ人を大切に思えるかという‘心’が備わっている上で、決断を迫られた時には、非常に徹しきれる剄さ
が求められます。ところが現代のトップリーダーたちを眺めていると、この条件の前半部が無い人が多いのに驚くのです。
こういうトップが多い時代こそ、実力もあって情に篤いナンバーツーや補佐役が求められます。 永くやって来た人生を振り返って見ると、呆れたことに僕は一度もトップの座に就いたことがありません。 小学校では副級長までで、級長になったことはないのです。 ヤクザを三十年やって総長はおろか組長にもなれなかったのは、関東一都六県で僕を含めてたった五人だと、桜田門の丸暴の刑事が言いました。 カタギになって、作家になりおおしたのは大幸運でしたが、いくら書いても文学賞にはノミネートもされず、だから長老にも文豪にもなれません。 十年ほど前に女房殿と一緒に株式会社を作りましたが、僕と女房殿とたった二人の会社なのに、女房殿が社長でなぜか亭主の僕は取締役でもないのです。 でも、トップの座には縁が薄い星の下に生まれた方たちにも役割やチャーミングな生き方はあります。爪を噛んでいじけていても、不貞腐れていても幸せは来ません。 こっちから出かけて行って、幸せを捕まえるのです。 親分にも社長にもなれなかった僕のリーダーシップ論です。 |
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リイド社 1365円(税込) |
“渡世の学校” |
| 不況・リストラに動じない。裏社会の素敵な行動学。逆風の時代だからこそ、頭を使ってカラダを張って、あの手この手で凌いでいこう。 元極道の住人だけが知っている、電光石火の判断力、変幻自在の行動力、剃刀のごとき切れ味満点のコトバ…。 人生を切り拓く智恵満載の一冊。裏社会は「生きる技術」の宝庫だった。 ……と、これは出版社のセールスコピーです。 この本のあとがきで、僕は、 「現代の日本では昭和四十年まではキチンと分けられていた、カタギとそうとは言えない者の区別 が曖昧になり、遂に全くつかなくなりました。自公政府なんて、誰が何と言おうと、カタギなんか一人もいません。銀行家も学者も、それに公務員もほとんど皆カタギではないのです。今の日本では、チワワもパグもそれに雑種もみんなひっくるめて犬と呼ぶように、ヒトという一つのくくりにするほど、カタギとゴロツキは分類が難しくなりました。恥ずかしいことですが、ヤクザだった私が言うのですから、このボーダーレスの時代は現実です。私は六十六年間も、辛うじて生きてきたのです。うまくいったことばかりではありません。頭を抱えてうずくまったり、涙をこぼして夜空をみつめたこともありました。独居房で正座して,一心不乱にお経を誦して何年も過ごしたこともあったのです。そして老いさらばえた今、奇跡的に幸せなのですから、これは多少自慢たらしくても書かなきゃいけないと思いました。 人生は良識と常識どおりにしていたのでは、なかなかうまくいきません。 私はろくに学校にも行かなかったバカで、まともな知恵も知識もなく、教養だってありません。しかし、人間は考えなければ駄 目だということだけは、知っているのです。考えたことを実行するのが勇気で、この二つはヒトが幸せになるための両輪です。読者の皆様のヒントの一つになれば、こんな嬉しいことはありません。 たった一度の人生は、幸せでなければいけないのです」 と、書きました。 都政は渡世だと言ったら、石原慎太郎先生にぶん殴られるかもしれません。 |
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新風舎 690円(税別) |
“塀の中の懲りない面 々” |
| これは'86年に初出版した僕の単行本を、新風舎が『デビュー作シリーズ』として文庫で複刻してくれたものです。 僕はこの一発でまんまと世に出たのですから忘れられません。 文体もしつこい形容も今とはまるで違うのですが、これは野球のピッチャーで言えば豪速球で、今の僕は変化球ばかりの良く言えば技巧派か軟投型、悪く言えば自由契約寸前だと思いました。 何とかこの球速を取り戻して、まだ十年は先発すると僕は決めました。 |
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![]() 講談社 1600円 |
“猫のシッポ” |
| 僕は世界でタッタ一人、猫の言葉を自在に喋る作家です。 ホントです。 嘘は若い女と、銀行にしか言いません。ヘナもショボも、それにタロも機嫌のいい時には、僕と何時間でも語り合いました。 猫はオランダやイギリスの猫でも、杉並や吉祥寺のゴロニャンでも固有名詞は喋りません。 「あいつ大嫌い」とは言えても、「川口順子って、ほとんどウンコだね」なんて、言わないのです。 この二行を書いたことで、皆様は僕が、猫語の同時通訳が出来るほど、上手だということを納得して下さったでしょう。 ちなみにこの“猫のシッポ”は、皆様に買っていただけるように、日本語で書きました。猫は日本に限らず世界中で、金を持たず、また支払う習慣もありはしませんから、猫語で書いても駄 目です。 駄目は按摩の目ですが、差別用語とやらで、商業雑誌にはこのフレーズは遣えません。 |
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産経新聞社 1500円税込 扶桑社文庫 650円 |
“日本怪死人列伝” |
| 日本はマスコミが機能していないので、肝腎なことが市民には伝えられません。 たとえば、御巣鷹山の日本航空機の大惨事も、ほとんどの方が「あれはボーイング社の修理ミスで、飛行中に急減圧が起きて尾翼が吹っ飛んだからだ」と、思っていらっしゃいます。 僕は、事故調査委員会、事故調が発表してマスコミが伝えた事故原因が、事実ではないと確信しているのです。 「お前さんに、そんなこと分かるわけないじゃないか」なんて、どうぞおっしゃらないで下さい。普段、冗談ばかり言っている僕ですが、この本の内容には、自信と確信を持っています。真実が市民に伝えられていない事件を、十二撰んで僕はこの「日本怪死人列伝」を書きました。 “朝日新聞阪神支局襲撃事件” “新井将敬” “下山事件” “永野一男 豊田商事会長” “尾崎豊” “田宮二郎” “力道山” “村井秀夫 オウム真理教幹部” “帝銀事件” “元大鳴門親方” “ロッキード事件 角栄運転手笠原政則” そして、 “御巣鷹山の五百二十人” です。 この度、幸いなことに誰にも訴えられず、無事に文庫に入りました。 |
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![]() 講談社+α新書 880円税別 |
“塀の内外 喰いしんぼ右往左往” |
| 僕は極く人並みな助平で、人並み外れた喰いしんぼです。 グルメなんて気取ったもんじゃなくて、何処にでも居るただの喰いしんぼなんです。 僕はこの歳になって、旨いものは素材と、それに加えて料理する方の心だということ を思い知りました。 心が籠ったものをいただくと、機嫌が良くて幸せですが、その逆は不快です。 旨くて安い店に感動し、不味い店には腹を立てます。 高ければ旨くて当たり前なんです。 僕は喰いしんぼの想いを籠めて、この本を書きました。 |
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![]() 祥伝社 1500円税別 |
“オレの借金地獄” |
十六歳で家出してから今までずっと、僕が借金を背負っていなかった時は、十五分だってありはしません。 質屋だけが味方で、銀行と家主は敵でした。 永い渡世の足を洗って、まんまと作家になりおおした途端、突然バブルが弾けて、哀れな僕はとても返済不可能な大借金を、オリックスと富士銀行に背負わされてしまったのです。 これはもう、得意の奥の手を使うしかありません。 僕は思い出すと、ほんのチンピラだった若い頃から、得意の絶頂から悪夢みたいなドン底まで、飽きずに何回も十何回も、懲りずに往復を繰り返したのです。 こんなことは、語るも愚かで自慢になるようなことじゃないと、承知はしていますが、けど、超阿呆臭いから読者をタップリ満足させることを、もう二十年も文章を書いて暮らしている僕は知っています。 奥の手を使わずに、どうして僕は破滅しないで六十六歳まで、なんとか生き延びて、ホームページまで開けたのでしょう。 聞くも涙、語るも痛恨の物語です。 |
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![]() 第19巻 小学館 原作 安部譲二 作画 柿崎正澄 540円税別 |
“RAINBOW 二舎六房の七人”1〜19巻 |
| ”祝!第51回小学館漫画賞 受賞!!!” これは小学館のコミック週刊誌「ヤングサンデー」に、現在連載中の漫画です。 六十六歳の僕が原作を書いて、二十四歳の柿崎正澄が絵を描いています。 素晴らしい絵を描く、四十年前の僕にクリソの青年で、こういう男を鬼才と言うのに違いありません。 原作者と漫画家のこの年齢差は、多分、ギネスブックものだと、担当編集者は言いました。 僕たちは、昭和三十年の湘南特別少年院の二舎六房からスタートした、永い話を毎週、懸命に創っています。 若い柿崎画伯は、バスの車掌を御存知ありません。 ワンマンバスしか乗ったことがないからです。 一日も早く、せめて昭和五十年代に行き着きたいのですが、第三巻で、やっと昭和三十一年の正月元旦なのですから、このレトロな不良少年たちの物語は、ほとんど「ゴルゴ13」のようにエンドレスに続きます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
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![]() 竹書房 562円+税 |
“監獄ギャンブラー” |
| これは竹書房のコミック月刊誌「近代麻雀」で、連載していた漫画です。
味のある絶妙な絵を描いてくれたのは、堀田あきお&かよ夫妻です。 カタギの若いサラリーマンの「チャヅカミ仁」は、不運の連打を浴びて懲役太郎ばかりの再犯刑務所に、なす術もなく吸い込まれてしまいました。 ひと癖もふた癖もある、人相違反、ニセボトケ、見たんだもん、一円玉、ハテナといった恐ろしい懲役の中で、巨根で優しい仁は、どうやって満期まで過ごしたのでしょう。 漫画は現代の偉大な文化です。 これを忌み嫌うお年寄りは、汽車をアイアンホースと言ったインディアンと同じだと、僕は原作を書いていて思いました。 |
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