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下田の邪宗門という喫茶店の前で、左にいるのはカタギの大学生ですが、右で腰に手を当てているのは、若い衆のハチです。
僕は下田が好きだったので、暇が出来るとしょっちゅう車を飛ばして、何度も何度も嫌になるほど料金所でお金を払って、伊豆半島の先端にあるこの街へ通いました。
もう二十年も行っていませんが、今でも伊豆半島の東海岸は、あんなにチョコチョコ有料道路の料金を払わなくちゃ、下田まで行けないんでしょうか。
昼間は赤フンドシをキリリと締めた、下田一の漁師で、夜はミラーボールがちゃんと付いている、下田唯一のゲイバーのママ、なんてユニークな方もいた素晴らしい街でした。
僕が着ているアロハは、当時のサイケデリックな女物の服地で作らせたオリジナルです。
今みたいな老い耄れではなく、堂々とした男っぷりです。
三十をほんの少し出たくらいの頃で、ウソじゃなくてホントによくモテました。
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